SEはコンピュータ・システム・エンジニアではない

SEは、システム・エンジニアの略です。つまり、システムに精通した技術者ということです。
では、「システム」とは何でしょうか?
システムとは、「あるまとまりがうまく動く仕組み」のことです。生態系システムや社会経済システム、ネットワークビジネスの システム、ビリヤードのバンクシステムなど、誰しも一つは聞いたことがあるでしょう。
SEが担当するのは、売上管理、在庫管理、勤怠管理、経費精算などの特定の業務をシステム化することです。つまり、 特定の業務がうまく機能するように、必要なプログラムを考えたり、業務の流れを考えだし、構築するのです。しかし、 コンピュータを使用する部分だけに留まらず、システム化する業務全体がうまく機能できることを設計することが大事なの です。
コンピュータを利用することで問題の多くを解決することが多いですが、必ずしもコンピュータが常に問題を解消できるとは 限りません。手作業も、業務を処理する重要な手段です。
残念な事に、こういった考えを持っているSEは結構少ないのです。
コンピュータ技術者だからという理由で、コンピュータ処理ばかりに目を向けていてはダメです。
手書きの方が処理しやすい業務もコンピュータを利用したりする、コンピュータ至上主義は良くありません。また、手作業 を軽視し、手作業の処理手順や書類の移動を分析すらしないでシステムを構築し、総合テスト時に実運用ができない ことが発覚するなんてのは、恥ずかしい限りです。
だから、手作業や書類の移動が記述された「業務フロー」を作成するのが大事なのです。手作業や書類の移動を軽視 しても、今まできちんとしたシステムを構築できていたのは、対象の業務規模が小さいか、たまたまラッキーであったかの どちらかでしょう。次のシステム開発ではどうなるかは分かりません。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください